❇︎ Alpine Luge ❇︎
アルペンリュージュ
アルペンリュージュは、
山道や林道、ゲレンデなどに柵を設け、
圧雪した雪に水を撒き、完全に凍らせた水平な
ナチュラルトラックを使用します。
人工凍結のバンクになったパイプ状の
アーティフィシャルトラックは使用しません。
選手は、ステアリングレイング(手綱状の舵)を
使用し、状態を傾けで、手を伸ばし氷上につき
バランスを取り、脚を使ってクーヘで
操作しながら、フラットでタイトなコーナーを
滑り降りてタイムを競います。
カーブの入り口でブレーキが必要なことが多く、
靴底のスパイクを使用して減速しターンします。
スタートからゴールまでのタイムを競います。
2026年6月に競技名称が“ナチュラルリュージュ"から
"アルペンリュージュ"に変更となり、
今後、ソリが新しいタイプに変更され、
また、フラッグをスラロームしながら滑り降りる
種目もワールドカップに追加される。
世界選手権は1979年から、
欧州選手権は1970年から開催されている。
ワールドカップは、2005年から年間6戦と
隔年で世界選手権が開催されていて、
2019年の世界選手権では、
21か国、男女77人が出場し、
田中祥兵が日本人として初めて出場した。
2022年冬季北京五輪に正式種目とならず、
2026年ミラノ・コルティナダンベッツォ五輪でも、
正式種目入りとはならなかった。
今後の正式種目入りが期待されている。
❇︎ Roller Rodel ❇︎
ローラーローデル
ローデルとは、
ドイツ語で"リュージュ(木ぞり) "を
意味します。
ローラーローデルとは、
ナチュラルリュージュのソリの
氷上で滑走する際に使用している
シーネ(刃)をローラーに付け替えたもの。
ナチュラルリュージュ競技の特徴は、
夏冬ともに国際大会が開催されることである。
雪のない山間部では、
冬と同程度の滑走練習を行うことができる。
ローラーローデルの国際大会には、
現在10か国が参戦している。
田中祥兵が、日本人として初めて、
2021年のローラーリュージュ世界選手権に
出場した。
海外では、幼少期からローラーローデルに
取り組んでいて、冬季に氷上で高い競技力を
発揮し、トップレベルで活躍している。
❇︎ Sports Rodel ❇︎
スポーツローデル
スポーツローデルとは、
ソリにワイヤーを装着し、
接地する刃の角度も一定につけてあり、
一般的な木ぞりよりも操作性に優れ、
耐久性も強く、氷上や雪上で自由に
ターンができるソリです。
ゲレンデや林道でレジャーとしても
楽しむことができます。
氷上使用のスポーツローデルもあり、
ヨーロッパでは、国際大会も行われています。